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\釜川のエリアブック・マップが完成しました!/

\釜川のエリアブック・マップが完成しました!/

釜川エリアに漂う独特の雰囲気や文化の魅力を伝えたい!という思いから、魅力的な雑居ビル・ 路地・お店を特集した、まちあるきが楽しくなる冊子とマップを作成しました。

釜川の活動の中で、「釜川は目に見えない部分が面白いよね」という話がよく出ていました。この面白さを多くの人に伝えるために、編集者である簑田理香さんに、冊子作成のプロセスや釜川の魅力を考えるWS等を設計頂いたところから、プロジェクトが始まりました。

WSでは釜川に普段出入りしているビルトザリガニや釜川から育む会の製作チームが集まり、それぞれが感じている釜川の魅力や新鮮に感じていることを書き出しました。それを元に簑田さんから、企画構成とキャッチコピーのご提案を頂きました。

「かけあわせるからおもしろい KAMAGAWA MIXTURE CULTURE」

釜川の独自の空気感や文化性の元である「路地」「水辺」「ひと」といったキーワードが「混ざり合ったり」「かけあわせて」いくことで新しいものが生まれる。

また、2021年に釜川で開催されたトークセッションにおける、デザイナーの清水将司さんからの「釜川って雑居ビルがあるのが良いですよね」という言葉をヒントに、雑居ビルに着目することに。こうしたWSや対話を通して、エリアブックの方針が決まりました。

WSや対話を通してエリアブックの方針が決まってから、約半年かけて釜川沿いの水辺・路地・雑居ビルの調査を行い、地域の方々にもご協力いただきながら、様々な情報を集めました。

釜川の図面や昔の地図を見返したり、実際に雑居ビルに潜入してお店の人に取材することで、釜川にどっぷり浸っている制作チームでも知らなかった情報が次々と見つかり、これまで見えなかった新たな魅力に気づく機会となりました。特に、かつて濱田庄司や川上澄生らが出入りしていた宇都宮文化拠点の羅曼洞は要チェック!

また、各自の取材結果を持ち寄って座談会を開き、雑居ビルが立ち並ぶ釜川の界隈性や歴史的な背景について考察しました。90分にも及ぶ座談会の内容はゲストライターの武藤久美さんによって丁寧にまとめられています。

簑田さんによるコピーライティングや構成案を元に、デザイナーの清水将司さんに冊子全体やマップのデザインをご依頼しました。最初から最後のページまで”釜川らしさ”を感じられるデザインに加え、雑居ビルや生き物等を一つ一つ丁寧に、味のあるイラストで表現していただきました。

特に、表紙のイラストはとても素敵で、配布にご協力いただいたセレクトショップのオーナーさんからは「Tシャツにしたらいいんじゃないか」という話まで出ています!是非、エリアブックとマップをお手に取って、清水さんワールドをお楽しみください。

また、背表紙にも使われている創造系WSの写真はフォトグラファーの古杉拓也さんによる撮影で、雑居ビルやあさり川こみち、music bar lynch、CURI TOWNの写真はこの冊子のための撮りおろしです!

こうして約1年かけて、多くの方々にご協力を頂きながら、制作チームみんなで作り上げました。完成したエリアブックとマップは、KAMAGAWA POCKET(宇都宮市二荒町8-15)や釜川周辺のお店に設置させていただいています。釜川の隠れた魅力を多くの方々に知っていただければ嬉しいです。

エリアブック・マップはKAMAGAWA POCKET(宇都宮市二荒町8-15)や釜川周辺のお店に設置させていただいています。ぜひ、釜川に訪れる際は手に取って、まちあるきをお楽しみください!

発行:カマクリ協議会
発行人:中村周
進行統括:岩田真菜
取材/執筆:稲越誠 岩田真菜 毛塚幹人 佐藤貴洋 城生一葉 中村周
ゲストライター:武藤久美
写真:古杉 拓也
アートディレクション/デザイン/イラスト:清水将司(gaimgraphics)
エディトリアルディレクション/コピーライティング:簑田理香

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